21時間の船旅で、運転ゼロのまま九州に着けるのは最高でした。ただ3食レストランは食べきれへんので、朝と夜だけで十分です。
- 💴 4人+車1台で払ったお金
- 122,400円片道・車1台+個室
船内の食事代は別 - 📅 行った日
- 2026年9月17日(木)〜18日(金)
- 👨👩👦👦 一緒に行った
- パパ・ママ・小4・小3
- ⛴ 乗船時間
- 約21時間(横須賀23:45発→新門司21:00着)
- 🚗 下船の待ち
- 車に乗ってから30分以上。早く乗った車ほど後に降ります
先に知っておきたいこと:航海中は車を停めた甲板に入れません。着替え・充電器・遊び道具は、車を停める前に下ろしておきましょう。


- 九州まで車で行きたい。でも、こどもを乗せて1,000km近く運転するのは、さすがにしんどい…
- 家族4人・個室のステート・車1台で片道122,400円(内訳はこちら)。21時間の船の上で、長男の口から「世界一幸せ」が出ました!
まいど!ゆそまパパです。
2026年9月のシルバーウィーク、うちは9月17日(木)から26日(土)まで、10日間の長旅に出ました。行きはフェリーで九州へ渡り、山口の親戚の家、大阪、浜名湖とまわって、車で東京へ戻ってくるコースです。
その1本目が、東京九州フェリーの船旅。横須賀から北九州の新門司まで、約21時間の船の上です。乗ったのは小4の長男、小3の次男、ママ、僕の4人と、うちの車1台。東京の多摩地区の家から、車で横須賀へ向かいました。
横須賀を23時45分に出港。車とママ・こどもは別々に乗る
船は横須賀23時45分発、新門司に翌日21時着。日曜・祝日は運休です(公式の時刻表)。9月17日は木曜なので、夜に出て、金曜の夜に九州に着きます。
予約は、乗船日の2か月前の同じ日、朝9時から受け付けが始まります。うちはその朝9時ちょうどに取りました。個室の「ステート」も、すぐに取れています。
ターミナルには出港の60分前までに着くように、とされています。GW・夏休み・年末年始は90分前です。うちは21時ごろ到着。目の前に、ホテルみたいな大きさの船が停まっていました。
この日のターミナルの案内表示では、乗船開始は歩いて乗る人が23時10分、車が23時20分でした。大浴場は、乗船してから深夜1時半まで使えます。

ターミナルには軽食コーナーとショップがあって、乗船までの2時間ほどはそこで待ちました。
車ごと乗るとき、車に乗ったまま船に入れるのは運転手だけです。ママとこどもたちは、ターミナルから乗船用の通路を歩いて乗りました。
部屋の鍵になる乗船券のQRコードは、ママと僕のスマホの両方に入れておきました。別々に乗っても、そのまま部屋に入れます。荷物はママにも少し持ってもらいましたが、大半は僕が運んで、部屋で合流しました。
僕は車の列に並んで、10分ほど待って順番に乗り込みました。うちはわりと早い順番でした。この「早い順番」が、あとで効いてきます。
車を停めるときに気をつけたいのが、航海中は車を停めた甲板に入れないこと。船の中で使う着替えや充電器は、先に車から下ろしておく必要があります。
部屋は個室のステート。ベッド2台+ソファベッド
乗ったのは「それいゆ」という船です(同じ航路には姉妹船の「はまゆう」も走っています)。中に入ると、まず3層吹き抜けのエントランス。螺旋階段とガラスのエレベーターがあって、正直、フェリーというより豪華客船の気分です。

泊まったのは「ステート」という4人定員の個室です。公式の客室紹介によると、広さは約18㎡。写真のとおり、ベッド2台とソファベッドがあります。

部屋にはシャワーブースとトイレ、冷蔵庫、電気ケトル、テレビがあります。バスタオル・フェイスタオルや歯ブラシなどのアメニティも付いています。
部屋の鍵は、乗船券のQRコードがそのまま鍵になります。
東京九州フェリーの費用|家族4人と車で片道122,400円
うちが払ったのは、片道で全部で122,400円でした。9月17日の乗船は、公式の料金表の「期間B」で計算した額とちょうど同じです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 乗用車(5m未満・運転手1人の運賃込み) | 48,000円 |
| 大人1人(ママ) | 18,000円 |
| 小学生2人(大人の半額) | 18,000円 |
| ステートの部屋代(1室) | 38,400円 |
| 合計 | 122,400円 |
料金は時期で変わります。公式の料金ページでは、2026年10月〜2027年1月がこう分かれています。
- 期間A(いちばん安い):12月1日〜19日、1月12日〜31日
- 期間B:10月1日〜11月30日、12月20日〜24日、1月4日〜11日
- 期間C(いちばん高い):12月25日〜1月3日
同じ家族構成でも、期間Aなら102,000円(公式の計算例)。それより先の時期は、決まりしだい公式に載ります。
部屋はステートのほかにも選べます。期間B・Cの部屋代(1部屋または1区画)は、公式ではこうなっています。
| 部屋 | どんな部屋か | 部屋代 |
|---|---|---|
| ツーリストA | 大部屋。上下2段のベッドをカーテンで仕切る | なし(旅客運賃だけ) |
| ツーリストS | 大部屋。テレビ付きのベッドルーム | 7,200円 |
| ステート | 4人定員の個室。シャワー・トイレ付き | 38,400円 |
| デラックス | 2人定員の個室。バス・専用テラス付き | 57,600円 |
たとえば同じ期間Bで、うちが大部屋のツーリストAにしていたら、部屋代38,400円がなくなって84,000円でした。ツーリストSは1人1区画なので、4人なら4区画分(期間Bで28,800円)になるはずです。ステートとの差は1万円弱。こども連れで個室にするかどうかは、ここが分かれ目です。
- 小学校に入る前の子は、大人1人につき1人まで無料(大人と添い寝)。2人目からと、自分の席を取る場合は小学生の運賃がかかります
- 往復割引:帰りの運賃が10%引き。使えるのは、14日以内に帰り、帰りの便が期間Aのときだけです
- 天候で欠航や遅れが出ることがあるので、運航状況は公式の運航状況の案内で確認できます
安くはありませんし、まる1日は船の上です。それでも1,000km近い道のりが運転ゼロ。うちは、払う価値があると思いました。
21時間をどう過ごしたか。デッキ・カラオケ・露天風呂
この日の流れはこんな感じです。
- 7時すぎ 起床。窓から海をながめる
- 朝 レストランで朝ごはん(営業は8〜9時)。そのあとデッキへ
- 9時ごろ 乗船記念の浮き輪で撮影、カラオケ
- 昼前後 部屋で漫画、船の前の方のサロンで読書、レストランで昼ごはん
- 14時半ごろ 大浴場と露天風呂
- 16時半ごろ 部屋でおやつ
- 18時45分ごろ レストランで夕ごはん
- 21時 新門司に到着。車で30分以上待って下船
揺れた?船酔いは?

気になっていた揺れですが、揺れました。でも、家族の誰も酔いませんでした。歩いていてふらつくほどではありません。酔い止めは持っていきましたが、結局使っていません。
ただ、口コミでは「普段は酔わないのに酔った」という声もけっこうあります。酔い止めは、使わなくても持っていくのが安心ですわ。
カラオケと露天風呂

朝のうちに遊んだのが、4階のアミューズメントルームのカラオケ。1時間2,000円です。

お風呂は、6階の展望大浴場と露天風呂が無料で使えます。シャンプーやボディソープは置いてあります。
ただし大浴場にタオルは置いていません。ステートなら部屋のタオルがありますが、大部屋の場合は持参するか、案内所で借ります(フェイスタオル200円・バスタオル300円)。ロッカーは100円玉が戻ってくるタイプでした。

エントランスのモニターには、いま船がどこにいるかが表示されます。14時45分の時点で、四国の南の沖。「いま、ここ」が分かるので、九州までの遠さが実感できます。

後半はこどもが飽きた。Wi-Fiも期待しない
ここで失敗その1。大人は部屋でダラダラ寝転がって、最高に幸せな時間でした。ところが、こどもたちは後半になると、さすがに飽きていました。
21時間は、思っているより長いです。船内にはプラネタリウムや映画の上映、キッズルームもあります。
ただ、上映時間は公式サイトと船内の案内で違っていました。乗ったら、船内の案内板で時間を確かめるのがおすすめです。トランプのような、部屋で遊べるものを1つ持っていけばよかったな、と思いました。
もう1つ大事なのが、電波とWi-Fi。公式のよくある質問によると、船内のWi-Fiは有料で、出港後しばらくすると通信が不安定になるそうです。動画を見せるつもりなら、家でダウンロードしておくのが確実です。
毎食レストランにしたら、食べきれなかった
船のレストランは、テーブルのタブレットで注文して、帰りにセルフレジで払う仕組みです。クレジットカードは使えますが、電子マネーは使えません。船内ではQRコード決済も使えないので、現金も持っておくと安心です。
営業時間は、朝食8〜9時、昼食12〜13時、夕食18〜19時と短めに決まっています(公式の船内サービス時間)。逃すと次まで食べられないので、時間は意識しておきたいところ。

そして失敗その2。せっかくだからと、朝・昼・夜の3食とも、レストランで食べました。
ところが、船の上ではほとんど体を動かしていません。お腹がぜんぜん減らないんです。結果、残す量がハンパなかった。もったいないやん…。

次に乗る機会があれば、レストランは朝と夜だけにします。船内には飲み物やお菓子を売っているショップと自販機(カップ麺の自販機もありました)、24時間使える給湯スペースもあるので、お昼は部屋で軽く済ませるくらいがちょうどいいと思います。

動いてへんのに3食フルコースは、そらあかんわ
長男が言った「世界一幸せだよ」
この船旅でいちばん心に残ったのは、この会話です。

世界一だ

なにがや?

世界一幸せだよ
これは、とてもうれしかったです。家族4人で、長い時間をただ一緒に過ごす。それだけで、こどもはこんなことを言ってくれるんやな、と。
新門司で下船。車に乗ってから30分以上待つ
新門司(北九州市門司区)に着くのは21時。下船のときは、家族みんなで車に乗って降ります。
ここで、乗るときの「早い順番」が裏目に出ます。降りるのは、乗った順番の逆。早く乗った車ほど奥にいるので、車に乗ってから30分以上待ちました。
早く乗れてラッキーと思っていたら、降りるときはまるで出番を待たされる勇者の気分。人生、そううまくはいきません。
車の中でじっと待つことになるので、トイレは車に戻る前に済ませておくのが正解です。

車を持っていない方は、新門司のターミナルから小倉駅・門司駅への無料の連絡バスもあります。うちはこのまま、車で門司港の宿へ向かいました。
まとめ|東京九州フェリーの21時間で見つけた遊びと学び
東京九州フェリーは、移動そのものが遊びになる乗り物でした。デッキ、カラオケ、露天風呂、航路モニター。こどもにとっては、動くホテルです。
これから家族で乗る方へ、今回の学びを3つ。
- レストランは朝と夜だけで十分。動かないので、3食だと食べきれません
- 部屋で遊べるものを1つ持っていく。21時間は、こどもには長い
- 車で乗るなら、下船の待ちを覚悟する。早く乗るほど降りるのは後です
子連れで乗る前の準備と持ち物チェック
- 予約は乗船日の2か月前の同じ日、朝9時から
- 着替え・充電器・遊び道具は、車を停める前に下ろしておく(航海中は車に戻れない)
- 酔い止め(うちは使わなかったけれど、持っていくと安心)
- 大部屋ならお風呂用のタオル(ステートは部屋に付いている)と、ロッカー用の100円玉
- 現金(船内はQRコード決済が使えず、レストランは電子マネーも使えない)
- こどもに見せる動画は、家でダウンロードしておく
そして何より、長い時間を家族でただ一緒に過ごすと、思いがけない言葉が返ってくる。それがいちばんの遊びと学びでした。
このあとは門司港で一泊して、下関の唐戸市場へ。旅の続きは、次の記事で書きます。家族で泊まりがけの旅なら、祖父母と2泊したエクシブ伊豆のプールの話もどうぞ。
続きの門司港の夜と唐戸の半日は、唐戸市場とはい!からっと横丁へ子連れで行った記事に書きました。
その次の日に行った岩国市の洞窟のテーマパークは、美川ムーバレーの謎解き探検の記事にまとめています。
ちなみに、21時間を最後まで満喫していたのは、部屋でダラダラしていた大人のほうでした。こどもより先に「世界一幸せ」だったのは、たぶん僕です。
みなさんは、家族で「何もしない時間」を最後に過ごしたのはいつですか?


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